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【第1回】借金玉が語る「ギャンブル依存症患者の思考回路」

債務調査スロット検証 48967

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建設業界は10数年来、一貫して公共工事の予算縮減が続いていますが、マンション建築等に特化している一部の会社を除き、ほとんどの建設業者は毎年完工高の減少に苦しんでいます。 A社もそのような環境の中で売上を確保するために赤字工事の受注にまで走ってしまい、結局大幅な赤字を計上している状態でした。 当然取引先の銀行からは債務超過を疑われ当社で調査をすることとなりましたが、調査の結果、債務超過だけでなく粉飾決算の存在まで明らかになってしまいます。 一方でA社は、本業(建設業)を補う事業の柱を育てたいという社長の強い意志の下で、当社が関与する約1年前から上水道の整備事業に参入しようと技術習得を進め、DLを官公庁に発送するなど営業活動を始めていました。 半年程前からデモンストレーションと称して状態の悪い地区の上水道整備を無償で行うという営業活動を実際に10件程度進めていたため、当社でその内容を精査したところ、これまでの圧水方式などと異なる新規技術であり、そのデモンストレーションも好評でいくつかの官公庁からは実際の工事も発注され始めている状況でした。 そのため発注に応じていよいよ水道整備に要する高性能カメラや清掃ロボットなどの新規設備資金を必要としていました。 また設備資金とは別に前期の赤字と当期の急速な売上回復に伴い運転資金も不足しており、その資金調達も急務でした。 売上拡大に伴う運転資金増の不足分及び設備資金について銀行から調達をすることはできましたが、業績回復が早くその結果をまだ決算で示せていないため、これら資金は暫定的に短期調達となっています。 決算で正式に1年間の業績として結果が示せた時点で長期返済へと借り換えることになっています。 当社ではその数少ない受注案件とデモンストレーションのデータから工事の類型別の収益性を検証し、現在提案中の営業案件の進捗状況からその潜在需要の高さを具体的に説明し、今期の水道整備事業の売上を割り出しました。 資金調達が可能となった要因として、上記水道整備事業が有望であることをデータに基づき説明したことは重要でしたが、これはほとんど実績がなかったため説明にはかなりの労力を要しています。 それとは別に重要だったのは本業の建設業の方で、こちらが慢性的な赤字体質であっては水道事業の利益を吸い上げてしまうだけになります。今後の赤字解消のためのコスト削減策や施工体制の改善もまとめることでA社の収益増への道すじを理解してもらいました。 粉飾決算は問題で、本来であればそれだけで銀行とも取引停止となりかねません。 当社の方で詳細に調査したところ、粉飾決算は20年前から少しずつ累積しており、その当時は先代の社長の時代で現社長はまったく関与していなかったこと、現社長は厳しい受注環境の中で過去の粉飾された数字を承継せざるを得なかった事実が判明し、そのことを立証したことで前述の資金調達へこぎつけることができたものです。 また改めて今後は適正な業績開示を行い銀行との信頼回復に努力することを約束し、再生へのスタートを切ることができました。

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